British Fabrics / イギリス製生地

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British Fabrics / イギリス製生地

伝統的なイギリスの生地は、太めで強い糸と織り密度の高さによるハリとコシのある風合いが特徴です。しなやかなイタリアの生地のような、鮮烈なファッション性やドレープ性はありませんが、逆にパリッとした構築的なシルエットを作り出すことができる生地であり、仕上がるスーツのシルエットや着心地のお好みから、伝統的なイギリスの織りの生地のみをご希望されるお客様も数多くいらっしゃいます。ただ、近年はイタリアの生地のような柔らかな風合いが世界的に好まれているため、イギリスでも以前よりしなやかな生地が生産される割合が徐々に高くなってきています。

大規模な工場で、スーツ生地やジャケット生地、コート生地まで生産してしまうイタリアのミルとは異なり、得意とする生地の種類がそれぞれ確立されているイギリスのミル。梳毛スーツ生地が中心のテイラー&ロッジやウィリアム・ハルステッド、フランネル生地で有名なフォックスブラザーズ、抜群の知名度を誇るハリスツイード、モールスキンやコーデュロイのブリスベーンモスなど、それぞれが今まで創り上げてきた伝統を守りながら着実な生産を行っています。

こうした生地の種類によってイギリス国内でも生産地域が全く異なるため、それらの生地をコレクションとしてまとめ上げオーダー用に販売を行う、マーチャントと呼ばれる生地商社も古くから数多く存在しています。イギリス国内ではスコットランド南部ピーブルズのホーランド&シェリー、イングランド西部エクセターのリアブラウン&ダンスフォード(ハリソンズオブエジンバラ)など。また、ベルギーのスキャバルやフランスのドーメルも古くからイギリス製の生地を大陸に持ち込むことで財を成し、その後イギリスにも拠点を持ち、今も発展し続けています。

もちろん、日本国内の生地マーチャントもイギリスの各地域のミルから豊富な種類の生地を輸入しており、各マーチャントのコレクションの方向性によって様々な色柄や質感の生地が存在しています。クラシックでシックな伝統の英国生地の色柄や質感に拘るもよし、伝統を活かしながら、流行の色柄や柔らかい質感もほどよく取り入れたモダンな英国生地など、選び甲斐があり、それぞれがストーリーを持つ生地が揃っています。

  • ブラッドフォードの名門 WILLIAM HALSTEAD

  • 世界的にファンの多い SCABAL

  • SCABAL のヴィンテージファブリック

  • スコットランドのカントリーファブリック PORTER & HARDING

  • 常に世界最大のコレクションを誇るマーチャントHOLLAND & SHERRY

  • HOLLAND & SHERRY「Dakota」

  • DORMEUIL の名作「Super Brio」

  • スコットランドで唯一梳毛スーツ生地を生産している REID & TAYLOR

  • 誰もが知る知名度の HARRIS TWEED

  • クラシックな往年の英国生地を彷彿とさせるHIELD BROTHERS

  • スコットランドの MOORBROOK のカシミアコート生地

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