TAYLOR & LODGE / テイラー & ロッジ

Fabrics こだわりの一品のために

TAYLOR & LODGE / テイラー & ロッジ

1883年に創業しイギリスで最も有名な生地メーカー(ミル)であろう、テイラー&ロッジ。1966年のクィーンズアウォードの受賞以来、常に最高の英国生地を作り続けています。

糸の紡績~織り~仕上げまでの一貫工場が多いイタリアと異なり、イギリスのミルはほとんどが「織り - Weaving」に特化した工場です。元々テイラー&ロッジはイギリス国内でも最高品質の生地を生産していましたが、2004年に紡績から仕上げまでのテキスタイルグループである「BULMER & LUMB(バルマー&ラム) GROUP」傘下となり、グループの力を結集した品質の追求の中で、「織り」の役割を担うようになりました。テイラー&ロッジの名を冠する生地は、グループの最高の原料を用い、技術の粋を結集して製造されています。伝統的な英国生地の特徴や製法の伝統をさらに発展させた、全く新しい英国生地がコレクションの中心です。(注1)


「Lumb's Golden Bale & Super160's Wool」
近年はスーパー120'sウールなどのように、ウール原毛の繊維の細さによって生地原料の良質さを示すことが一般的です。世界で初めてScabalがスーパー100’sコレクションを発表したのが1967年。同時期の1960年代に「JOSEPH LUMB & SONS(ジョセフ・ラム)」というスピナー(糸の紡績会社)が厳選したウール原毛を特別な製法で紡いだ糸を発表しました。それが「Lumb's Golden Bale(ラムズゴールデンベイル)」です。テイラー&ロッジの現在の親会社バルマー&ラムはそのジョセフ・ラムの流れを汲む会社のため、ラムズゴールデンベイルはテイラー&ロッジのみが扱うことのできるウール糸とされています。(注2)
こうした英国伝統のウール糸であるゴールデンベイルとスーパー150'sや160's糸の混紡のような、伝統と現代性を融合させた新しい生地の生産もテイラー&ロッジの得意とすることころです。


(注1)2014年、バルマー&ラムグループを離れました。

(注2)2020年、「ラムズゴールデンベイル」の商標権がハリソンズグループに移りました。今後しばらくは、ゴールデンベイルを用いた生地はハリソンズグループの独占となりそうです。

  • 「Summer Kid Mohair & Super120's」
  • 「Lumb's Golden Bale & Super160's Wool」
  • 「Lumb's Golden Bale & Super150's Wool」